23週2日目
2015.12.8
竹富島3日目。晴れているけれど風が強い。
7時頃に起きる。部屋で朝食。ご飯、きゅうりとウドのような何かの漬け物、車麩の味噌汁。
宿の植物散策ツアーへ。紋羽の木、月桃、照葉木、福木、レモングラス、パパイヤ、サンダンカ、クロトン、変葉木、ハイビスカス、ブーゲンビリア。
多肉の葉っぱを一枚いただく。土の上に置いといたらすぐに根を出して新しい芽がでるよ、と教えてもらう。家でやってみよう。
バスで港へ、ガラスボートに乗って床下のガラス越しのサンゴや魚を見つめていたらすぐに酔う。TOMであんなに船に乗って動き回っていたのに、揺れる景色をほんのちょっと見つめただけでこんなすぐに船酔いするなんて。
サンゴやこの辺りの海について操縦士のお兄さんが丁寧に説明する。申し訳ないけど心ここにあらず、船酔い解消法という水平線の彼方をひたすら見つめ続ける。これではもう魚は見れない…。
さぶに熱帯魚とサンゴのことは託して、どうにかして時間をやり過ごせないかということだけ考える。
酔っているわたしに気づいた操縦士のお兄さんが海の説明をしつつもさりげなく引き出しから片手でビニール袋を出そうとしてくれる。
他にもう一組若いカップルがいるからすぐに引き返すこともできないし本当に申し訳ない。
どうしてみんな酔わないんだろう、せめてこのカップルの時間だけは壊したくない一心で
袋、持ってるから大丈夫です… とジェスチャーで返してまた遠くの方をみつめる。
このカップルにわたしの酔いが伝わったらボートの中の空気が一瞬で張り詰めるだろうな…と思うとヘタに動けない。
寸手のところで港に着いた。船の案内所のベンチに横になる。あったかいお茶を飲んで、落ち着いたところで、胃に何か入れた方がいいと思ってサータアンダギーを少しだけ食べる。今はこれじゃなかった…。
島唯一のタクシーに乗って竹の子というお店へ、昼ご飯。ソーキそば、パリパリポーク(スパム)、もずく酢、店の外に猫がいた。人懐っこい、写真を撮ろうと地面に膝をついたらそれまでかわいかったのに目の色を変えて股の間に飛び込んでくる。そういえば猫って狭いところが好きなんだっけ…と実感。
西桟橋をちょっと見に行って、トイレを探しつつ戻りhaayaという喫茶店までゆっくり歩いて移動。おやつに紅芋タルト、ハイビスカスティー。竹富島民芸館、絣や糸、織物の模様が美しい、帯も面白いものばかり。世持御嶽、クックの上の見晴らし台へ、何かいそう。そのまますぐそばの玻座間御嶽、真知御嶽へ。この辺りは特に静かだ。夕方の光が木とか葉っぱをきれいに照らしてた。歩いてまた西桟橋へ。17時55分頃に日暮れる。久しぶりに落ち始めから暗くなるまで夕日を眺めた。
赤紫色みたいな色が最後まで残っていた。山形とはぜんぜん違う。
さぶが宿のバスに電話してくれてガーデンあさひで夕飯。豆腐チャンプルー、ごはん、グルクン揚げ、鴨肉のサラダ、ミニ八重山そば、満腹。
バスの時間までに早足で星を見に西桟橋まで行く、夏の夜みたい。お墓が多くて真っ暗。ダツが飛んできそう。ハブも出そうで怖い。帰ってからプールにちょこっと行く。わたしは見るだけにする。つかれてお風呂、11時頃には寝てしまう。
右側のお腹の痛みがなかったのでよく歩けた。