急に知らない人

2013.4.8

この数日で急激に腰が痛くなった。
しかも、原因が全く思い当たらないのでとても恐ろしい。

1ヶ月くらい前まで整骨院に通っていた。
最後に行った時に診察してくれた先生は
それまで担当してくれていた先生が忙しいせいか初めての人だった。
痛い。この先生は全く容赦がない。快方へ導こうと努めてくれているんだろうけど…、これはめげてしまいそう。
心のショックがその日から癒えず、すっかりめげていた。
そしたら4月に入った途端にびっくりするほど腰が痛くなったよね。
あの時にタイマーでもしこまれたのかと、思わず訝しんじゃうほど痛くなったので
とぼとぼと整骨院に向かったのが先週。いつもの睫毛の長い先生が担当してくれた。
「成田さん、右の腰が相当ひどくなってますねえ。びっくりしましたねえ。」と、
先生を驚かせてしまうほどの凶悪な右腰を差し出してしまった。
明日はまた朝から行かなくてはいけない。実にこわい、恐ろしい。

いま椅子に座って上半身をひねったりするとスリリングな痛みが背骨の最末端を走る。
どうスリリングかというと、急に動いたりして腰を驚かせたら
まだ知らない形の自分と出会ってしまう気がして本当にヒヤヒヤしてしまう。
ちょこちょこ姿勢を変えながらこの骨をどう扱うのが一番体にやさしいのか模索している。
けど、坂田が時々ものっすごい無邪気さを取り戻して腰の上に乗ってきたりするんよな。
お戯れになるんよな、恐怖してしまうほどの邪気の無さで。
けっこう長いこと一緒にいるのにまだ知らない一面を底なしにサービスしてくれる坂田。
時々私は凍り付くよ。